チーム論
受任から遂行の場面では、「チーム論」で考え、実践すると、多くの気づきと発展が得られます。
弁護士による、コーチングの在り方やスキルをテーマにした対談のダイアログです。
受任から遂行の場面では、「チーム論」で考え、実践すると、多くの気づきと発展が得られます。
弁護士業にコーチングを取り入れると、こんなに依頼者とのかかわりが変わってきます。ウェルビーング、対人支援、キュアとケア、傾聴といった観点のミニレクチャーから始まります。
いつもメンバーとして参加してくれている石垣祐一さんに、「弁護士×コーチングの実践例」をテーマにお話しいただきました。
いつもメンバーとして参加してくれている徳田隆裕さんに、「弁護士×コーチングの実践例」をテーマにお話しいただきました。
依頼者に行動を促す関わりである「行動と学習」、自分自身の状態を整え、気づき、立て直す「自己管理」。 それぞれの具体的なスキルを学び、弁護士業務にどう生かすか、対話をしました。
直感で大事なことは、依頼者がご自身の状態に気づき、前に進むきっかけになるか、ということ。 好奇心で大事なことは、それが相手に対する本質的な貢献となるか、ということ。 今回は、そのためのスキルとして、「中断のスキル」「拡大質問のスキル」を学び、対話しました。
依頼者の表層だけではなく深層にあるものに気付くための傾聴のスキルとして、「反映」「明確化」「俯瞰」「比喩」「認知」の5つのスキルがあります。 これらを実際の弁護士業務にどのように生かしていけるのか、対話の中で学んでいきます。
自己管理とはなにか。時々私たちは意識が途切れてしまったり、離れてしまうことが起きてしまうのですが、それに気付くことが大事で、そこから立ち直る、もしくは立て直すことが必要なのですね。
もしかしたら弁護士は、法律相談をしたときに、アドバイスで終わるか、受任までいくか、その二択になっていたかもしれないです。 けれども、受任しなかったからといって、単にその時のアドバイスで終わるのではなく、クライアントさんのその後の行動にどう関わるのか、その行動からクライアントさんは何を学ぶのか、どう成長してどう変化を起こしていくのかというところにまで関わっていくことが大切です。
相手に好奇心・興味を持つということは、相手に対する貢献だということです。このことを頭の隅に置きながら聞いていただけると嬉しいです。 自分を見つめる、それを促す関わりとしての質問が好奇心に基づく質問といえると思います。